これまで、ダーツの技術については一通りお話してきました。
これ以上お伝えできるテクニックはありません。
技術に関しては、ぜひこれまでのページや「さっさとプロになる」をご覧ください。
さて、ここからが本題です。
ダーツはメンタルスポーツでもあります。
いくらフォームを整えても、技術を磨いても、「ここ一番」で決めきれなければ、勝つことはできません。
だからこそ、これから2回にわたって、トッププロたちのメンタルトレーニングについてご紹介していきます。
今回は、
🏆 知野真澄プロに直接インタビューしてきたメンタルの考え方を解説します!
次回は、有原プロにお聞きした話をまとめる予定ですので、興味がある方はそちらもぜひご覧ください!
このページでわかること✅
- ダーツで使える実践的なメンタルトレーニング
- 「決める選手」とはどんな選手か?
- 知野真澄プロのリアルな思考法・理論
結論

カウントアップで最高得点を目指せ!
カウントアップは、ただの練習ではありません。
自己ベストが見えてきたときの、あの高揚感とプレッシャー。
それは試合さながらのメンタル負荷を味わえる、最高のトレーニングになります。
焦らず、欲張らず、いつものスローを信じること。
それが、結果として高得点につながっていきます。
そもそも知野真澄プロってだれ?
決めるべきときに決められる選手
知野真澄(ちの ますみ)プロは、
ここ一番で圧倒的な勝負強さを発揮するダーツプレイヤーです。
🎯 上に紹介した動画では、
相手選手が「スリー・イン・ザ・ブラック」(ブルに3本すべて入れる超高難度ショット)を決めて、
会場全体の空気を一気に持っていこうとした場面が映っています。
しかし——
知野プロはその直後、同じくスリー・イン・ザ・ブラックを叩き返します!🔥
一度奪われかけた流れを自分のものに引き戻し、
そのまま勢いに乗って勝利を収めました。
実際に話したときのインタビュー

知野真澄プロに、メンタルトレーニングについてお話を伺いました!
―― 「ブラック返しの動画、拝見しました!ああいう場面で決めきれる力って、才能だけじゃなく、努力の積み重ねだと思うんですが……緊張しないんでしょうか?」
知野プロ:「試合では私も緊張しますよ!」
―― 「えっ!? 軽々しく投げているように見えたので意外です…!」
知野プロ:「でも、緊張するのは当たり前です。その上で、どう対処するかが大事なんです。」
―― 「日頃から、メンタルトレーニングなどは意識しているんですか?」
知野プロ:「はい。よく思うのは、カウントアップで自己ベストが出そうなときと、試合で決めなきゃいけないときって、すごく似ているということです。」
―― 「ほぉー……!(メモメモ)」
知野プロ:「カウントアップで“あと少しで自己ベスト”っていうとき、めちゃくちゃ緊張しますよね?あれこそが、試合のプレッシャーと同じ状態なんです。」
―― 「確かに……カウントアップでも手が震えたりします!」
知野プロ:「だから、カウントアップで最高得点を狙うときに、どれだけ“自然体”でいられるかを練習しています。緊張しないのではなく、緊張しても自然に投げられるかどうか、です。」
―― 「すごく納得しました……!メンタル練習って、そんなに身近なところでできるんですね!」
知野プロ:「はい!日常の中に、勝手に緊張できる場面を作るのが大事ですよ。」
🎯(インタビュー後)
そして知野プロは、笑顔でテキーラの呼ぶ方へ消えていきました🍸✨
まとめ

本日は、知野真澄プロ直伝!ダーツメンタルトレーニング、についてお話してきました!
ダーツは「緊張しないこと」ではなく、「緊張しても自然に投げられること」が大事。
知野真澄プロも試合では緊張しながら、その中で最高のパフォーマンスを出しています。
カウントアップで自己ベストを狙う練習は、試合のプレッシャーに耐える力を養う最高のトレーニング。
今日からさっそく、練習に緊張感を持ち込んでいきましょう🔥
次に見てほしいページはこちら👇
👉「有原竜太プロの緊張対策2選」
続けてご覧ください!
超余談

私のカウントアップ最高得点は、1200点です。
このインタビューを経て、私は家投げでカウントアップをたくさんするようになりました。
そして、ある日、ついにその時が訪れました。
7ラウンド目、2投を投げた時点でスコアは1150点。
あと1本、きっちり入ればパーフェクト。
まさに、知野プロが語っていた「メンタルが最高に高揚する瞬間」を体験することができたのです。
そのとき私は、心の底から実感しました。
「入れたら、最高に気持ちいい。」
その感覚を知った私は、もっとこの高揚感を味わいたい、またチャレンジしたい、という気持ちが強くなっていきました。
それ以来、私は「入れるべきときに入れる人」へと、少しずつ変わっていったのだと思います。
コメント