「ダーツのプロになりたいけれど、何から始めればいいかわからない」
「ネットには情報がありすぎて、どの練習が正解なのか迷っている」
この記事は、そんな本気でダーツのプロを目指す人のための「完全ロードマップ」です。
筆者のさばは、2019年5月に家にダーツボードを買い、お店には一度も練習に行かず、家投げだけで約1年後の2020年5月にJAPANのプロテストに合格しました。さらに、このブログのノウハウで個人レッスンをした友人2人も、ダーツを始めて約1年でプロテストに合格しています。
才能や特別な環境は必要ありません。必要なのは「正しい情報を選び、やることを絞ること」です。このページでは、プロテストの最新情報から、合格までに実際にやった練習まで、順番にまとめました。
この記事でわかること
- ダーツのプロになるための条件・費用・期間(2026年の最新情報)
- JAPANとPERFECT、どちらのプロテストを受けるべきか
- 家投げだけで1年で合格した筆者のレーティング推移
- 合格までのSTEP1〜4の練習ロードマップ
1. ダーツのプロになるには?【結論の早見表】

ダーツのプロになるには、プロ団体が行う「プロテスト」に合格し、プロ登録をする必要があります。日本のソフトダーツには、主に2つのプロ団体があります。
| JAPAN | PERFECT | |
|---|---|---|
| 運営・マシン | DARTSLIVE系 | PHOENIX系 |
| 受験できる場所・日程 | 認定店舗で、予約すれば年中いつでも | 指定の会場・日程で集団受験(2026年は全国で年20回近く開催) |
| 実技テスト(男性・JAPAN) | ①SHOOT OUT 5,500点以上 ②701を7ラウンド以内で2回フィニッシュ ③CRICKET COUNT UP スタッツ5.1以上を2回 | 501を8スロー(24ダーツ)以内でフィニッシュ。5レグ中1レグクリアで合格 |
| 実技テスト(女性) | JAPAN LADIES:①SHOOT OUT 4,500点以上 ②501を6ラウンド以内で2回 ③CRICKET COUNT UP スタッツ3.5以上を2回 | 501(マスターアウト)。2023年12月に内容が変更されています |
| 筆記テスト | プロ規程から出題(Webで受験可能) | ダーツの基礎知識(70点以上)+作文 |
| 受験にかかるお金 | 実技はプレイ代のみ。店舗で筆記を受ける場合は3,000円 | 10,000円(片方だけ再受験は5,000円) |
| 合格後の登録費 | 30,000円+選手会費700円+送料(毎年更新) | 年会費30,000円(全大会)または登録費10,000円(4大会まで) |
| 受験資格(年齢) | テスト受験日に満16歳以上 | 満17歳以上・一次審査(本人確認書類)あり |
必要な実力の目安: DARTSLIVEのレーティングでAAフライト(Rt.13〜15)。合格ラインぎりぎりではなく、余裕を持ってこのレベルを目指すのがおすすめです(理由は「4.」で解説します)。
かかる期間: 筆者と、レッスンをした友人2人はいずれも約1年で合格しています。
かかる費用: 道具と家投げ環境で約5万円+受験料・登録費(「5.」で解説します)。
※プロテストの内容や料金は変わることがあります。受験前に必ず各団体の公式サイトで最新情報を確認してください。
2. 家投げだけで1年。筆者がプロテストに合格するまでの記録

ここでは、筆者がダーツボードを買ってからプロテストに合格するまでの流れを紹介します。
| 時期 | できごと | レーティング(DARTSLIVE) |
|---|---|---|
| 2019年5月 | 大学院生のときに、家にダーツボードを購入。家投げを始める | ― |
| 2019年8月ごろ(3ヶ月) | 時間が空いたらとにかく家で投げる生活 | Rt.8くらい |
| 2019年11月ごろ(半年) | フォームとグリップの「再現性」を意識し始める | Rt.10くらい |
| 2020年5月(1年) | JAPANのプロテストに合格 | Rt.12〜14を行き来 |
| 合格後 | スローの意識(肘の使い方)を変えて練習を続ける | 最高Rt.16 |
当時の練習環境
- 大学院生で、時間が空いたらとにかく家投げ
- 練習のためにお店に行ったことは一度もなし
- 家投げはDARTSLIVE Homeを網ラックで設置した、安く作れる環境

プロテスト当日
テスト当日は、思っていたほど緊張しませんでした。緊張したのは最後の1投くらいです。毎日家で同じ動きを繰り返していたので、「いつもどおり投げるだけ」と思えたのが大きかったと思います。
筆者がプロ登録をしなかった理由
プロテストには合格しましたが、筆者はプロ登録はしていません。JAPANは登録に30,000円(毎年更新)がかかるため、プロとして試合に出る予定がなかった筆者は登録を見送りました。
「プロとしてツアーに出たい人」は登録が必要です。「自分の実力を証明したい」「目標として合格したい」という人は、合格後に登録するかどうかを、費用と相談して決めても大丈夫です。
レッスンをした友人2人も約1年で合格
筆者のノウハウをもとに個人レッスンをした友人2人も、ダーツを始めて約1年でプロテストに合格しました。このページにまとめたやり方は、筆者1人だけでなく、ほかの人でも再現できた方法です。
3. JAPANとPERFECT、どっちを受ける?

どちらの団体を受けるかで、テストの形式も、費用の決まり方も変わります。
JAPANが向いている人
- 自分の好きなタイミングで、いつものお店で受けたい
- 数回で合格できる自信があり、費用をプレイ代だけに抑えたい
- 今すぐ資格がほしい
PERFECTが向いている人
- 受験費用を10,000円で確定させたい
- 日程が決まっている方が頑張れる
- ほかの受験者がいる緊張感の中で力を出せる
実技はJAPANの方が3種目あるため少し難しく、筆記はPERFECTの方が作文があるため少し難しいと言えます。
4. 必要なレーティングは?目標をAAフライトにする理由

プロテストに合格できる実力の目安は、DARTSLIVEでいうとAAフライト(Rt.13〜15)です。
ポイントは、合格ラインぎりぎりを目指さないことです。テスト本番で80点を取りたいなら、普段の練習で90点を取れる実力が必要です。本番は、どうしても普段どおりには投げられないからです。
筆者も、合格したときはRt.12〜14を行き来していました。普段からAAフライト前後の実力があったので、本番で少し崩れても合格ラインに届きました。
なお、DARTSLIVEとPHOENIXでは、レーティングの計算方法が違います(DARTSLIVEは「80%スタッツ」、PHOENIXは「100%スタッツ」で計算)。受ける団体のマシンでの数字を目安にしましょう。
5. ダーツのプロになるのにかかる費用

道具と家投げ環境:約5万円
| 品目 | 金額の目安 |
|---|---|
| ダーツボード(DARTSLIVE Home) | 27,000円 |
| ダーツ台(スチール製の網ラックなど) | 5,000円 |
| マイダーツ(バレル1セット) | 10,000円 |
| 消耗品(シャフト・チップ・フライトなど) | 8,000円 |
| 合計 | 約50,000円 |
外投げをしない前提なら、ダーツケースなども必要ありません。
プロテストと登録
- JAPAN:実技はプレイ代のみ。店舗で筆記を受ける場合は3,000円。合格後の登録は30,000円+選手会費700円+送料(毎年更新)
- PERFECT:受験料10,000円(片方だけ再受験は5,000円)。合格後は年会費30,000円(全大会に出場可)または登録費10,000円(4大会まで)
6. STEP1:最小限の投資で「家投げ環境」を整える

プロを目指すなら、最初にやるべきことは「いつでも投げられる環境」を作ることです。筆者は、お店に一度も練習に行かずに合格しました。家投げ環境があったからこそ、凡人の筆者でも1年で合格できたと思っています。
マイダーツは「ノーグルーブ」を選ぶ
人気モデルに迷うより、手の感覚がそのまま伝わるノーグルーブのバレルを1つ選び、道具のせいにできない環境を作りましょう。
家投げがプロへの最短ルートである理由
野球少年が家で素振りをするように、ダーツも家で毎日投げるのが上達の近道です。思い立ったらすぐ投げられるので、練習が習慣になります。
ダーツボードは網ラックで安く設置する
公式のポールスタンドは高いですが、スチール製の網ラックを使えば約5,000円でしっかり設置できます。
外投げでレーティングが落ちても気にしない
「家では入るのに、お店だと入らない」のは、環境や見え方、プレッシャーが違うからで、当然のことです。家投げをやめる理由にはなりません。
7. STEP2:【初心者〜Rt.5】ルールは最低限、基礎練習に集中する

環境が整ったら、次はルールと基礎練習です。ポイントは「覚えることを増やしすぎないこと」です。
01(ゼロワン):アレンジは後回しでOK
最初から複雑なアレンジ(数字の減らし方)を覚える必要はありません。まずは狙ったエリアに確実に入れる技術を優先しましょう。
クリケット:ルールはスタンダードだけでOK
クリケットはスタンダードクリケットのルールだけ覚えれば十分です。特殊なルールは後回しにしましょう。
Rt.5の壁は「2つの練習」だけで越える
Rt.5あたりで伸び悩むのは、あれこれ手を出して軸を見失っているからです。やる練習を2つに絞りましょう。
わからない用語は辞書で調べる
ダーツ用語は全部覚える必要はありません。わからない言葉が出てきたら、その都度調べれば大丈夫です。
8. STEP3:フォームの「再現性」を高める

基礎練習の方向性が決まったら、次は「いつでも同じように投げられる」技術を作ります。ダーツの正しいフォームとは、見た目がきれいなフォームではなく、100回投げて100回同じ動きができるフォームです。
フォーム:最短上達の鍵は「再現性」
グリップ:見ないで・力まず・いつも同じように持つ
スタンス:樋口雄也プロに聞いた構え方
スロー:手首でごまかさず「肘」を意識する
筆者は、スローで「肘」を意識するようにしてから、レーティングが大きく伸びました。最後に手首で微調整するクセは、再現性を下げる一番の原因です。
9. STEP4:【AAフライトへ】合格を確実にする練習

ここから先は、気合と根性ではなく「記録」と「考え方」で伸ばすフェーズです。
クリケットは「シングル狙い」をやめる
「まずは確実にシングルを入れろ」という練習は、上達を遅らせます。トリプルとブルを狙う攻めのダーツを身につけましょう。
練習は「記録」してはじめて意味がある
最短でAAフライトになる人は、毎日の練習を数字で記録しています。練習は「こなす」ものではなく「計測する」ものです。
Aフライトは「ただの通過点」と考える
「Aフライトになれればいい」と思った瞬間に、成長は止まります。目標は常にその先に置きましょう。
10. 本番の緊張に勝つ:トッププロに聞いた対策

AAフライトの実力があっても、本番では手が震えることがあります。トッププロに直接聞いた、緊張への向き合い方を紹介します。
知野真澄プロ:緊張した状態でも、いつもどおり投げる練習
有原竜太プロ:手汗と呼吸の対策
11. よくある質問

Q. 社会人でもダーツのプロになれますか?
なれます。JAPANは認定店舗で予約すれば年中いつでも受験できるので、仕事の都合に合わせやすいです。家投げ環境があれば、平日の短い時間でも練習を積み重ねられます。
Q. お店に通わず、家投げだけでプロになれますか?
なれます。筆者は練習のためにお店に一度も行かず、家投げだけで約1年でJAPANのプロテストに合格しました。
Q. プロになるまで何年かかりますか?
人によりますが、筆者とレッスンをした友人2人は、いずれも約1年で合格しています。
Q. 何歳から受験できますか?
JAPANは、テスト受験日に満16歳以上であれば受験できます(公式サイトより)。
Q. プロテストに落ちたらどうなりますか?
JAPANは認定店舗でいつでも再挑戦できます(実技はプレイ代がかかります)。PERFECTは、実技か筆記の片方だけ再受験する場合は5,000円です。
Q. 合格したら必ずプロ登録しないといけませんか?
プロとして試合に出るには登録が必要です。JAPANの登録費は30,000円で、毎年更新があります。筆者は試合に出る予定がなかったため、合格後に登録はしていません。
12. まとめ|今日から始めること

ダーツのプロに最短で合格するためのロードマップをまとめました。最後に、今日からやることを4つに絞ります。
- 言い訳のできない「家投げ環境」を作る(STEP1)
- アレンジや特殊ルールなど、今いらない知識を捨てる(STEP2)
- フォームを「再現性」と「肘」から組み立てる(STEP3)
- 毎日の練習を記録して、数字で管理する(STEP4)
筆者は、家にダーツボードを買ってから約1年でプロテストに合格しました。才能ではなく、やることを絞って毎日続けたことが一番の理由です。
練習に行き詰まったときや、フォームを見失ったときは、いつでもこのページに戻ってきてください。

























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