プロテストに合格するのは、実は誰にでも可能です。でも「敵が見えない状態」では戦えません。だからこそ、このページでプロテストの全体像を解説します。
筆者のさばは、2020年5月にJAPANのプロテストに合格しました。実技の受験料は、全部で1,300円でした。この記事では、2026年の公式情報をもとに、JAPANとPERFECTのプロテストの内容・費用・申し込み方法をまとめます。
💡 本ページは男性向けです。女性の方はレディースプロテストの解説ページをご覧ください。
この記事でわかること
- JAPANとPERFECTのプロテストの違い(2026年の最新情報)
- 実技・筆記の内容と合格基準
- 受験料と合格後の登録費の総額
- 申し込み方法と2026年の日程
- あなたはどちらを受けるべきか
1. ダーツのプロテストとは?2つの団体がある理由

日本のソフトダーツには、DARTSLIVEが運営する「JAPAN」と、PHOENIXが運営する「PERFECT」という2つのプロ団体があります。プロとして試合に出るには、どちらかの団体のプロテストに合格し、プロ登録をする必要があります。
これは「レーティング表が2種類ある理由」と同じです。どちらの団体にも、男女共通のプロテストと、女性限定のレディースプロテストが用意されています。
SNSでは「派閥」なんて言われたりもしますが(笑)、2つの団体が切磋琢磨してくれるおかげで、プレイヤーにとって健全な環境になっていると僕は思っています。
ちなみに、団体ごとにマシンが違うので、レーティングの計算方法も違います。プロテストを受ける前に、自分のレーティングがどのくらいの位置なのかを知っておくと安心です。
2. 【比較表】JAPANとPERFECTのプロテスト内容(男性・2026年)

| 項目 | JAPAN | PERFECT |
|---|---|---|
| 運営・マシン | DARTSLIVE系 | PHOENIX系 |
| 受験資格 | テスト受験日に満16歳以上 | テスト受験日に満17歳以上(高校生はツアー参戦不可)。申請フォーム+顔写真付き本人確認書類で一次審査 |
| 実技① | SHOOT OUT:5,500点以上 | 501(セパレートブル・Open In/Double Out):8スロー(24ダーツ)以内でフィニッシュ。5レグ中1レグクリアで合格 |
| 実技② | 701(セパレートブル・Open In/Master Out):7ラウンド以内のフィニッシュを2回 | ― |
| 実技③ | CRICKET COUNT UP:スタッツ5.1以上を2回 | ― |
| 筆記 | プロ規程から出題(Webで受験可能) | ダーツの基礎知識(100点満点中70点以上、最長90分)+作文 |
| 受験料 | 実技はプレイ代のみ。店舗で筆記を受ける場合は3,000円 | 10,000円(実技・筆記込み。片方だけ再受験は5,000円) |
| 受験場所・日程 | 認定店舗で個人予約。都合が合えば年中いつでも | 指定の会場・日程で集団受験(2026年は全国で約20回) |
| 合格後の登録費 | 30,000円+選手会費700円+送料(毎年更新・有効期限は3月末) | 年会費30,000円(全大会に出場可)または登録費10,000円(4大会まで) |
※PERFECTの登録費は、10,000円ごとに4大会まで出場できます(最大12大会まで)。試合にほとんど出ない人でも、登録費を払えば翌年もプロ資格を更新できます。
※16〜19歳はJAPANの登録・更新費が無料です(ライセンスカード・ワッペン代4,000円+選手会費700円+送料のみ)。
※内容や料金は変わることがあります。受験前に必ず公式サイトで確認してください。
- JAPAN:プロ登録/更新(https://japanprodarts.jp/license.php)
- PERFECT:プロテスト(https://www.prodarts.jp/protest/)
3. 実技テストの種目をかんたんに解説

どんなゲームなのかを、団体ごとにざっくり紹介します。
JAPANの実技(3種目)
- SHOOT OUT:決められた投数で得点を稼ぐゲーム。5,500点以上で合格です。
- 701:701点から減らしていき、ぴったり0にするゼロワン。最後はダブルかトリプルで上がる「マスターアウト」です。7ラウンド以内のフィニッシュを2回成功させます。
- CRICKET COUNT UP:クリケットのナンバーを狙って点を稼ぐゲーム。スタッツ5.1以上を2回出せば合格です。
PERFECTの実技(1種目)
- 501:501点からぴったり0にするゼロワン。最後はダブルで上がる「ダブルアウト」です。5レグ中、1レグでも8スロー(24ダーツ)以内に上がれば合格です。
PERFECTは種目が1つで「簡単そう」に見えますが、ダブルアウトで24ダーツ以内に上がるには、狙ったダブルに確実に入れる力が必要です。
種目ごとのコツより大事なこと
種目ごとの特別なコツはありません。どの種目も、結局は「狙ったところに、狙ったように投げられるか」で決まります。そのために一番大事なのが、毎回同じように投げられるフォームの「再現性」です。
4. 受験にかかる費用の総額

| JAPAN | PERFECT | |
|---|---|---|
| 受験 | プレイ代(筆者は総額1,300円)+店舗で筆記を受けるなら3,000円 | 10,000円(再受験は5,000円) |
| 合格後の登録 | 30,000円+選手会費700円+送料(毎年) | 年会費30,000円(全大会)または登録費10,000円(4大会まで) |
JAPANは、何回で合格できるかによって受験料が変わります。数回で合格できればPERFECTより安く済みますが、何度も挑戦すると高くなることもあります。PERFECTは受験料が10,000円で決まっているので、予算を立てやすいのが特徴です。
合格後も、PERFECTは「たくさん試合に出る人は年会費30,000円」「たまに出る人は登録費10,000円」と選べるのがポイントです。JAPANは登録すると30,000円+選手会費700円+送料が毎年かかります。なお、どちらも大会ごとの参加費は別にかかります。
5. 申し込み方法と2026年の日程

JAPANの場合
DARTSLIVEのJAPAN認定店舗に、プロテストを受けたいと予約します。都合が合えば、年中いつでも受験できます。実技に合格したら、筆記試験(Web受験が可能)に進みます。
PERFECTの場合
公式サイトの申請フォームから申し込み、一次審査(本人確認書類)を受けます。一次審査の合格通知メールが届いたら、期日までに受験料を振り込み、指定の日時・会場で受験します。
2026年は、1月の東京・福岡から12月の沖縄まで、全国で約20回開催されています(例:3/28東京、7/5大阪、8/2名古屋、10/3東京、12/5沖縄など)。最新の日程は公式サイトで確認してください。
6. あなたに合うのはどっち?チェックリスト

| チェック項目 | JAPAN向きの人 | PERFECT向きの人 |
|---|---|---|
| 費用 | 数回で合格できる自信があり、プレイ代だけに抑えたい人 | 受験料を10,000円で確定させたい人 |
| 受験時期 | 今すぐ、自分のタイミングで受けたい人 | 日程が決まっている方が頑張れる人 |
| 雰囲気 | いつものお店でリラックスして投げたい人 | ほかの受験者がいる緊張感で燃える人 |
| 実技の難易度 | 3種目あるので少し高め | 1種目なので少し低め |
| 筆記の難易度 | Web受験で低め | 作文があり高め |
自分が無理なく続けられそうな方を選んでみてください。
7. 筆者がJAPANを選んだ理由と、受験当日の記録

僕は、このチェックリストを基準にJAPANを選びました。
- お金: 当時は大学院生で、出費をとにかく抑えたかったんです。結果、SHOOT OUT 1回、701を4回、CRICKET COUNT UPを4回で、実技は合計1,300円で済みました。701だけ「200円かかります」と言われて一瞬ビビりましたが、それも良い緊張感になりました(笑)。
- 受験時期: 家投げで何度もテストを想定して成功していたので、その「イケる!」という流れのまま受けたかったのが大きな理由です。
- 雰囲気: 僕は周りの視線があると力が入ってしまう「緊張モンスター」。いつも投げている慣れたお店で受けられるJAPANが合っていました。当日も、緊張したのは最後の1投くらいでした。
- 難易度: 当時の僕にとっては、ダーツの腕を上げるより、受験料として1万円を用意するほうがよっぽど難しかったんです(笑)。
なお、僕は合格後にプロ登録はしていません。JAPANは登録に30,000円(毎年更新)がかかるため、試合に出る予定がなかった僕は見送りました。
8. よくある質問

Q. ダーツのプロテストは何歳から受けられますか?
JAPANはテスト受験日に満16歳以上、PERFECTは満17歳以上です(PERFECTは高校生はツアーに参戦できません)。
Q. プロテストに必要なレーティングはどれくらい?
JAPANなら、DARTSLIVEのレーティングで12〜14くらいが目安です。14あれば普通にクリアできると思います。PERFECTは1レグ取れれば合格なので、レーティング6くらいで合格する人もいます。どちらも、実力と同じくらい本番のメンタルが大事です。どちらが自分に合うかは、上のチェックリストで確認してください。
レーティングの見方と、プロを目指すならどこを目標にすべきかは、こちらで詳しく解説しています。
Q. JAPANとPERFECT、難しいのはどっち?
人によります。実技の種目数はJAPANが多く、筆記はPERFECTに作文がありますが、得意・不得意や受験の雰囲気との相性で感じ方は変わります。上のチェックリストを参考にしてください。
Q. 落ちたらどうなりますか?
もう一度受けられます。受験料を払えば何度でも再挑戦できるので、落ちても気にせず受けてください。JAPANはプレイ代で、PERFECTは実技か筆記の片方だけ再受験する場合は5,000円です。
Q. 合格したら必ずプロ登録しないといけませんか?
必須ではありません。プロとして試合に出たい人だけ登録すればOKです。僕も試合に出る予定がなかったので、登録費(JAPANは30,000円+選手会費700円+送料・毎年更新)が高いこともあって登録していません。
9. まとめ

このページでは「まず敵を知る」ために、プロテストの全体像を解説してきました。
- 日本のプロ団体はJAPAN(DARTSLIVE系)とPERFECT(PHOENIX系)の2つ
- JAPANは認定店舗でいつでも受験でき、実技はプレイ代のみ
- PERFECTは指定日の集団受験で、受験料は10,000円
- どちらも、合格後にプロとして試合に出るには登録が必要
正直に言うと、プロテストはそこまで難しいものではありません。正しい情報をもとにちゃんと準備すれば、あなたなら普通に合格できます。本番はこれからです。
テストの全体像がわかったら、次は「合格までに何を、どの順番で練習するか」です。家投げだけで1年で合格した僕の練習の流れを、ロードマップにまとめています。





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