本ページでは、フォームの3要素のうち、1つ目「グリップ」について完全解説します✋
グリップには色々な意見がありますが、最初に伝えたいのは、「親指はここ」「中指はこう」みたいな過激な理論に振り回されなくてOKということ。
また、グリップは“ダーツと体が唯一接触する部分”です。
ここが不安定だと、そもそもダーツは投げられません。そして指は体の中でも超繊細な感覚器官。だからこそ、持ち方には細心の注意を払いましょう⚠️
実はこのグリップ、思ってるより語ることが多くてビビってます。でも、それだけ大事な要素なんです。頑張ってついてきてください!
定義:グリップとは

ダーツの持ち方=グリップ。
ダーツ用語広辞苑によると、意味はそのまんま。でも、それだけじゃ味気ないですよね💡
実はグリップって、ダーツ動作の“最初の一手”なんです。
握る(グリップ)→構える(スタンス)→投げる(スロー)という流れのスタート地点。
ここがズレると、後ろ全部が狂います。だから、まずグリップを極めることが超大事なんです🔥
結論:何も考えずに全く同じように持てるのが正解!

グリップの最終形は「見ずに、同じように持てる」こと。
見ない、力まない、毎回同じ——これが正解です🎯
それ以外は…すべて不正解です。
ダーツで最重要なのは再現性。たまたま入っても、次に同じように投げられなければ意味がありません。何度でも同じように持てることが、上達への第一歩です。
そして、グリップは唯一の「体とダーツの接点」。この指先からの入力が、矢の飛び方を左右します☝️
指は人間の中で最も繊細で、コントロールしやすい場所。スティーブ・ジョブズもiPhone発表のとき、「指の感覚がすべて」と言ってました。
自分のグリップが決まったら、持ち方と、手を離す感覚を研ぎ澄ませてください。
見ない

「見ない」って言い方、ちょっと大げさです👀
実際は見てもOKですし、持ち方がズレてたらその場で直すのはアリ。まだスロー前なら、後戻りできるタイミングです。
じゃあなぜ「見ないで持つ」と言ってるのか。
それは、頭の位置を動かさずにグリップするクセをつけるためです。
3本ブル狙いのとき、1本ごとに修正を入れていくのは自然なこと。でもそのたびに頭が動いてたら、毎回スタンスがズレるんです⚠️
だから、「見ないで同じように持てる」が重要。どの位置を、どの角度で、どの指で持つか。全部を“指の感覚”で覚え込ませることが大事です🧠☝️
ちなみに、ダーツのカットは滑り止めだけじゃなく、今どこを持ってるかを指に教える“信号”でもあるんです。それも利用して、自分の感覚を磨いていきましょう。
力まない

力加減を意識してコントロールするのは難しい。
一度、初心者になったつもりで、実際に投げる構えで握ってみてください✋。もしわからなければ、プロのグリップをまとめたサイトなどを参考にするのもおすすめです。
鉛筆のように握る人、紙飛行機を投げるようにつまむ人、人それぞれですが、自然に握れている形が一番正解に近いです。なぜなら、そこには余計な力みがないからです💡
力みは再現性の敵です。今日うまくいっても、明日また同じように握れるとは限りません。さらに、スローなど他の動きにも悪影響を与える可能性があります⚠️
その持ち方、本当に再現できますか? その力加減、他の動作に影響していませんか? 「不自然な力み」が入っていないか、ぜひ意識してみてください👀。
いつでも同じように

定数化、完了。
実はもう、「いつでも同じように持つ」というテーマは、すでにあなたの中で完成しています💡
あとは、グリップの練習方法さえ押さえればOK。
練習方法はシンプル。「見なくても自然に持てる場所」、「気持ちよく手が離れる場所」を探すだけです。
そのために、指の感覚を最大限に研ぎ澄ましてください。ダーツへの入力がスムーズにいってるか、手離れが良いかを毎回確認していきましょう。
慣れてくると、だんだん感覚が固定されてきます。その段階で、それを「定数」として覚えてください。
これで再現性の完成。あなたのフォーム関数の中に、ついに「グリップの定数」が誕生します✨
もし、「関数ってなに?」とか「定数化ってどういう意味?」という人は、下記のページでフォームの考え方を解説しています👇
ダーツフォーム完全解説
グリップに関してよく言われている一般論

隠された本当の意味を知る。
ダーツをしていると、よくこんなアドバイスを耳にしませんか?
「グリップはダーツの重心を持つといいよ」🎯
この言葉、ただの知識で終わらせてはいけません。本当の意味は、「軽い力で投げるため」です。
なぜ軽い力が良いのか?それは、力まなくなるから。そして、力まないことで再現性が高くなるからです💡
再現性がある=同じように投げられる=上達する。この図式をしっかり理解してください。つまり、「重心を持て」というのは目的ではなく、手段なんです。目的はあくまで、毎回同じように投げられるフォームを作ること。
だから極論を言えば、再現性があるなら、持ち方なんて何でもいいんです。大事なのは、あなた自身が“毎回同じように持てる”形を見つけること✨
どんなグリップが正解かじゃなく、あなたの中にある正解を見つけましょう。
指を何本ダーツにかけるべきか。

自転車より三輪車のほうが安定する。
何かを支えるとき、接点が多いほど安定するのは自然なことです。2点より3点、3点より4点…と、数が増えるとブレにくくなるんですね。
ただし、ダーツの場合は話が少し違います。接点が増える=ダーツに伝わる力も増えるということ。
結果として、手の離れが不安定になるリスクが上がります⚠️
だから、もしグリップの指の数で迷っているなら…「3点」で持つことをおすすめします。
3点は理論上、安定とシンプルさのバランスが最も優れているからです。それ以上は「繊細な力のバランス」が必要になってしまいます。
安定しつつ、手離れもスムーズなグリップ。それが3点グリップの魅力です✨
グリップの調整方法の具体例:私の場合

ダーツがどうして前に飛ぶかをしっかり考えておく。
ある日いつものようにブルを狙っていたら、なぜか右にズレる現象に気づきました🤔
原因を探ってみると、自分のグリップに答えがありました。人差し指で前に押し出すような握り方をしていたんです。結果、力が右方向に流れてしまっていたということですね。
そこで、私に残された選択肢は3つ👇
- 立ち位置を左寄りにして「中和」する
- 人差し指のかかりを抑えて、力の向きを変える
- 逆向きの力を別の指から加えて、帳尻を合わせる
🧠この3つを、「再現性」と「現実性」の観点から考えてみました。
1.立ち位置を左寄りにする

ダーツのズレ=立ち位置を変えればいい?
そう思いがちですが、それは根本的な解決にはなりません✋
理由は3つあります👇
- トッププロは臨機応変に立ち位置を変えて投げることができるから
- ブルに向かって手を出しているつもりで、動画を見ると、実際にそうなっているように見えた📹(意識の中での調整は限界があると思った)
- そもそも指の離れにバラつきを感じていた
上記寄り、立ち位置の調整は、最後の手段として考えるべきだと判断しまし、ほかのことに目を向けることにしました。💡
これらのことから、まずは立ち位置よりも、他のことに注力してみることに。立ち位置は最後の手段として、他にできることがあるかを考えました。
2.人差し指のかかりを抑える

人差し指のかかりを抑える?それはナシでした❌
この選択肢も、自分には不向きでした。
というのも、僕は人差し指の力でダーツを前に押し出すように投げているタイプ。この押し出しがしっかり効かないと、気持ちよく飛んでくれないんです…。
さらに、「かかり具合を抑える」って、つまりは意識的に力を制御すること。これは、目指している『“定数化”=毎回同じように投げること』から外れる行為なんですよね⚠️
3.人差し指の力に対して、逆向きの力を伝える。

右ズレを直した決め手は、“薬指を添える”ことでした✋
どうしてもダーツが右にズレる。そんな時、自分のスロー動画を見返してみたら――
ダーツが少し左に傾いてから、まっすぐ戻って飛んでいたんです。「この動きにヒントがあるかも」と思い、修正にトライしました。
そもそも、ダーツは矢先が刺さって初めて得点になります。だからこそ、矢先の方向をブレさせないことに意識を向けました。
そこでやったのが、薬指を軽く添えるという工夫。この小さなひと工夫で、右ズレがピタッと止まり、まっすぐ飛ぶようになりました。🎯
ちょっと理系な話をすると🧠薬指がダーツの軸の回転モーメントを抑える力点になります。そのおかげで、人差し指の力が余計な方向に流れず、軸に沿って前に進むんです。
結果的にこれが、自分にとってベストな解決策になりました💡
まとめ

本日は、グリップを完全解説してきました✍️
いろいろと話してきましたが、覚えておくべきことはたった3つです。
✅ 見ない
✅ 力まない
✅ いつもと同じように
この3つを意識するだけで、グリップはもう十分です💪
あとは、自分の感覚でしっかり定着させていきましょう。
次に見てほしいページはこちら👇
👉「スタンス完全解説」
続けてご覧ください!
超余談

スポーツやってると、つい“素振り”っぽいことってしちゃいますよね。ダーツで言えば、グリップを延々と確認したり、急にスタンスを取ってみたり😅
でも正直、僕あれちょっと恥ずかしいなって思って見ちゃうんです。
高校時代の話なんですが、サッカー部の友達が廊下で突然、ピッチャーの投球フォームの確認を始めたんですよ。しかも、大股で腕をガッと上げてて…。「え、お前がやるんかい」ってちょっと引いちゃいました🙄
いや、別にいいんですけどね。好きにすれば。
でもなぜか、見てるこっちが恥ずかしいというか…。それ以来、自分は外でそういうのをやらないようにしてるんです。ただ、ダーツにハマると無意識に出ちゃうんですよね。
最近だと、机の上にあるボールペンをついグリップっぽく握ってる自分がいて、「見られてませんように🙏」って心の中で願ってます。
以上、ありがとうございました。
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