本日は、フォームで紹介した3つの変数のうちのラスト、スローについて解説します。この動作でダーツは完結します🏁
でも安心してください。実は、スローに入る時点で勝負はほぼ決まってるんです。
ダーツを持ち、スローラインに立つ。そのあと投げる（スロー）。つい「投げる瞬間」にばかり意識がいきがちですが、本当に大事なのはその前の準備なんです。
「回転が汚い🌪️」
「手首がおかしい✋」
――そんな指摘、気にしなくてOKです🙅♂️
大切なのは、再現性。これさえあれば、投げ方なんて正直どうでもいいんです。
このスローをしっかり身につけて、自分の再現性ある投げを作っていきましょう🔥
ちなみに、僕はこの考え方を取り入れてからレーティングが上がり、無事プロになれました🎯🏆
辞書的な意味での「スロー」とは？
ダーツを投げること。（スローイング）
ダーツ用語広辞苑によると、スローの定義は上記です🎯
……正直、これだけだと抽象的すぎてピンときませんよね。なので、もう少しわかりやすく説明します！
ちょっと想像してみてください。
あなたは今、ダーツを手に持ちました。（これがグリップ）
スローラインに立って、構えました。（これがスタンス）
そして――そのダーツを、ターゲットに向かって投げる。
この「投げる」動作こそが、スローなんです💥
このページで伝えたい結論
最後にごまかさない！🔥
あなたはダーツを投げるとき、指先や手首をちょこっと動かして、微調整しようとしていませんか？
もしそうなら、要注意！その「ちょこっと動かす」クセが、ダーツで 最も重要な再現性を失う原因 になっているかもしれません…。
その「ちょこっと」が、再現性を壊す一番の原因になっている可能性があります。🎯
スローの考え方
ダーツを後ろから前に届ける
ダーツのスローとは、
**「ダーツを後ろから前に届ける動作」**のことです🎯
この動作は、ざっくり2つのフェーズに分けられます。
① テイクバック
👉 ダーツを後方に引いて、リリースに備える準備動作。
② リリース
👉 腕を前に振って、ダーツを手から離す瞬間。ここでスローが完了します。
この「テイクバック → リリース」の流れをブレずに、毎回同じように再現できるか？
――ここが上達のカギになります🔥
スローで最も大切なのは再現性！
レールを引くようなイメージ
毎回同じようにテイクバックして、同じようにリリースする。これができるだけで、スローは安定してきます🎯
とはいえ、「再現性」って正直よく分からないですよね。「それは分かったけど、結局どうすりゃいいの？」って思う人も多いと思います。
そこで僕が意識しているのは、「レールを引くようなイメージ」です。終点に向かってただ腕を伸ばす。
途中は考えません。途中を考え出すと、「どこで手を離せばいいんだろう？」と頭が混乱し、リリースが遅れて失投してしまうんです。だから、リリースのタイミングも「この辺かな」という経験に任せるようにしています💡
そして、これを自然にやるために大切なのが「投げる環境」。スタンスでも触れましたが、無意識でも投げられる状態を作っておけば、ムダな思考が減って再現性はグッと高まります。
フォームが多少汚かろうが、回転が甘かろうが、入れば正解！結果が出るなら、それがあなたの正解です💪
そして！！！
ここからは、さらに精度を高めるために、吉野プロのダーツ理論をベースに解説していきます。準備はいいですか？💪
吉野洋幸プロってどんなひと？
JAPANプロリーグBEST8常連・吉野プロにインタビュー！🎯
数年前、「猛者の会」という大会で、思い切って「フォーム見てもらえませんか？」とお願いしたら、笑顔で快諾！ もう、天使かと思いました…。
吉野プロへのインタビュー
吉野プロ：「少し投げてみてください」
―― 🎯（3回ほどスロー）
吉野プロ：「フォロースルーが毎回違う。手で微調整しようとしてますね」
――「『手をブルに伸ばせ』って言いますけど、どうなんですか？」
吉野プロ：「よく聞きますね。でも“手を伸ばす”を意識しすぎると、調整しようとして崩れるんですよ」
――「無意識に調整しちゃってるかもしれないです。（自覚はない）」
吉野プロ：「だから私は“肘をブルに向かって伸ばせ”って言ってます」
――「肘…ですか？」
吉野プロ：「はい。手先よりも肘のほうが制御しやすい。肘をターゲットに向けると、手は自然についてきます」「フォームは“肘”で整える。これ、けっこう効きますよ」
最後にごまかしちゃう人、いませんか？
再現性がないので、今すぐやめてください💥
ダーツを投げるとき、最後に指先や手首で“ちょこっと調整”してませんか？それ、ほぼ間違いなくミスの原因です。
自分の動画を見てみてください。思っているよりも、フォロースルーの動きが違うはずです。そして、伸び悩んでいるときこそ、基礎の見直しが一番効きます🔥
もっと言うと、トッププレーヤーはそういう細かい部分ができる人の集まりです。
仮に毎回ごまかし動作が同じで、狙った場所に入るならOK。でも、そんな芸当できる人はほぼいません。
「自分は違う」と思いがちですが、一番危ないのは“自分だけはできる”と思ってる人です。
手先で調整する癖がある人は、スローのもっと前――グリップ・スタンスに原因があるはずです。直さない限り、ずっとごまかし続けることになります。
だからこそ、今すぐその“ごまかしスロー”は卒業しましょう✋
ありがちな質問：テイクバックって必要？
結論から言うと、どっちでもOK。
ダーツで最も大切なのは、再現性。だから、自分にとって安定する方を選べばOK。それがすべてです。
でも、個人的には「テイクバックあり」を推します。なぜか？
トッププロの多くが取り入れているからです。
彼らは再現性を極限まで追求している存在。その彼らがわざわざ「テイクバックする」ってことは、必ず意味があるはず。
実際、野球などでも「動きながらの方が体がスムーズに動く」と言われてます⚾
止まった状態からより、リズムの中で投げた方が自然に力が出しやすい。ダーツも同じで、テイクバックがリズム作りに一役買っていると考えています。
とはいえ、これはあくまで僕の考え。最終的には、自分の体で試してしっくりくる方を選ぶのが正解💪です！
まとめ
本日はフォームの3変数のひとつ、「スロー」について解説しました🎯
僕自身、ここをちゃんと意識するようになってから、Rt.10 → Rt.15 に一気にジャンプアップできたんです。
たった一つ変えたのは、“意識を向ける場所”だけ。それだけで、ここまで再現性が上がるとは思ってませんでした🔥
次に見てほしいページはこちら👇
👉「最速AAフライト【練習方法編】」
続けてご覧ください！
超余談
JAPANプロリーグでBEST8常連の吉野洋幸プロに、今回インタビューさせていただきました🎯
少し前、「猛者CUP」に出場したときのこと。会場では 有原さん・知野さん・樋口さん・中井十夢くんなど、トッププレイヤーの方々と話せる機会に恵まれました。
その中で、圧倒的に優しかったのが吉野プロ。
当時、「フォームの改善点を見ていただけませんか？」と恐る恐るお願いした僕に、笑顔で快諾してくれたんです。ほんとにあのときの笑顔は、まさに天使👼でした。
（ちなみに余談ですが…知野さんはその日、完全にお酒にのまれてました笑）
吉野プロ、本当にありがとうございました！
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