「まだ帰りたくないオトナたちへ」――
静岡の夜を狂気と愛で彩った伝説のラジオ番組『チョコレートナナナナイト!』(通称:チョコナナ)。
アルコ&ピースの酒井健太さん(国王)と、SBSアナウンサーの矢端名結さん(やばたん)が織りなすあの空気感に、悶絶したリスナーも多いはず。なぜなら俺がそうだから。
初回から最終回までリアルタイムで完走した生粋のキモオタである私 (さば)。番組内で語られる静岡のディープなスポットが気になりすぎた結果、気付けば月イチで静岡へ聖地巡礼に向かう体になっていました。
この記事では、数々の神回(そしてまさかの結婚発表)を生み出したチョコナナの軌跡を追体験すべく、オタクが実際に足で稼いだ「本当におすすめできる静岡の聖地」を厳選して紹介します。
ラジオの熱狂を知る人も、これから静岡のディープな魅力を知りたい人も、ぜひこの巡礼ガイドをお供に最高の静岡旅へ出かけてみてください!
【伝説のラジオ】チョコナナ(チョコレートナナナナイト!)とは?
静岡の夜の街、サウナ、そして絶品グルメの数々。
これから紹介するディープな静岡旅を120%楽しむために、まずはすべてのキッカケとなった伝説のラジオ番組について少しだけ語らせてください。
夜7時とは思えない狂気!国王(酒井健太)とやばたんの神ラジオ

「まだ帰りたくないオトナたちへ」――
そんなキャッチコピーを掲げ、SBSラジオで放送されていた『チョコレートナナナナイト!』(通称:チョコナナ)。
パーソナリティは、川崎が生んだ我らが「国王」ことアルコ&ピースの酒井健太さんと、キレキレのダンスや飾らない笑顔が魅力のSBSアナウンサー「やばたん」こと矢端名結さん。

夜7時台の放送にもかかわらず、テンションと内容は完全に「深夜ラジオのそれ」でした。
サウナに通いすぎる酒井さんを“射○のプロ”が真顔で注意する回
女王様の洗礼を受ける酒井さんを横目に、やばたんが嬉々として実況中継する地獄のような神回。地上波ギリギリ(というかアウト)のワードが次々と飛び出していました。
しかし、その狂気的なノリの根底には常に「静岡の夜を盛り上げたい」という熱いミッションがありました。
地元のヤバいゲストを招き、夜の街で突撃インタビューを行い、新しいお店や観光地を全力で開拓する。静岡の“今のリアル”を知るならチョコナナ、という唯一無二の番組だったのです。
そして伝説へ…「ラジオ共演者との結婚」という最高のハッピーエンド

チョコナナを語る上で絶対に切り離せないのが、番組の軌跡そのものとも言える「パーソナリティ同士の結婚」。
週刊誌で熱愛がすっぱ抜かれた直後、チョコナナのために1週間沈黙を貫いた酒井ちゃん。リスナー全員が固唾を飲んで見守る中、満を持して登場した翌週のチョコナナは、まさに伝説の放送回でした。
芸人仲間に各所のラジオでイジり倒された内容を、ひとつひとつ真顔で訂正していくくだりは最高でしたよね。
特に、有吉さんの『サンデーナイトドリーマー』で「やばたんのバッグが汚い」とイジられた件に対し、本気で反論する姿には手を叩いて笑いました。後にも先にも、ラジオを聴きながらあんなにニヤニヤした時間はありません。
番組は、お二人の結婚とやばたんの退社をきっかけに惜しまれつつ終了しました。リスナーにとってこれは間違いなく最高のハッピーエンドです。
そして、彼らが番組を通して愛し、盛り上げ続けた「静岡の街」には、今でも数々の足跡が残っています。ここからは、オタクが実際に足で稼いだ「チョコナナの軌跡を追体験できる、静岡おすすめ聖地スポット」を、プロの観光ガイド顔負けの熱量で紹介していきます!
国王・酒井健太の軌跡を追う!狂気の静岡サウナ巡礼
チョコナナを語る上で絶対に外せないのが「サウナ」です。
川崎出身でありながら静岡のサウナをこよなく愛し、番組内でもサウナ愛(と、それにまつわる数々の奇行)を語り尽くしてきた我らが国王・酒井健太さん。
静岡は全国のサウナーが憧れる「サウナの聖地」でもあります。ここでは、番組の文脈を感じつつ、純粋なサウナ施設としても“最強クラス”のスポットを3つ厳選しました。オタクの足と肌で確かめた、ガチのレビューをお届けします。
サウナしきじ:静岡サウナの絶対的王道

「サウナの聖地」と聞いて、ここを外すわけにはいきません。
サウナを愛する国王の足跡を辿るなら、まずは王道中の王道「サウナしきじ」を押さえるのが正解です。全国トップクラスと称される天然水の水風呂は、まるで水に包み込まれるような奇跡の肌触り。静岡サウナ巡礼のスタート地点として、これ以上ない安定感とクオリティを誇ります。
ただ……!あえて忖度なしの「ガチサウナー目線」で正直な本音を言わせてください。
「外気浴スペースのイスに、背もたれがないのが惜しい……!!」
背中を完全に預けて、重力から解放されるようにととのいたい派の私にとっては、ここだけが本当に悔しいポイントです。とはいえ、水風呂とサウナ室のセッティングはやはり神レベル。「まずは王道を知りたい」「伝説の水を体感したい」という方は、迷わずしきじへ向かってください。
サウナMYSA(ミーサ):水着でととのう!国王も愛した(?)ハイブリッド空間

駅から少し離れた山の中。鳥のさえずりが響く静寂のロケーションに佇むのが、古民家とテントサウナが融合したハイブリッド型施設「サウナMYSA」です。水着着用で男女一緒に入れるため、サウナ好きのカップルや友人同士での巡礼にも最適。

ここのヤバいところは、なんと言っても「水風呂」。
温度帯ごとに複数の水風呂が用意されているだけでなく、なんとあの“サウナしきじ”とほぼ同じ成分を再現した水風呂まで完備されています。

さらに、個人的に「ここが最強」と推したい理由が外気浴スペースの圧倒的な充実度。
インフィニティチェアに深く身を沈め、自然の風を浴びながらととのう時間はまさに異次元。そして極めつけは、ここで味わえる「ととのいも(焼き芋)」!
サウナストーブの中で焼かれたさつまいもは、サウナで極限まで研ぎ澄まされた味覚に、ホクホクの甘さが染み渡る……。心まで完璧にととのう、静岡最強の隠れ家スポットです。
サウナ天竜

「少し足を伸ばしてでも、一生忘れられないサウナ体験がしたい」というあなたに本気で推したいのが「サウナ天竜」です。
ここの最大の特徴は、大自然の環境をそのまま利用した究極のアウトドアスタイル。 薪サウナの香ばしい熱気で限界まで汗を流した後は、目の前の上流の川へそのままダイブ!

透明度バツグンの天然の冷たさと爽快感は、都市部のサウナでは絶対に味わえない唯一無二の体験です。
イス争奪戦とは無縁のたっぷりのインフィニティチェアで、田舎の静けさに包まれながらガチでととのう。こちらも水着着用なので、仲間とワイワイ楽しむのにも最高です。
そして一番バグっているのが、そのシステム。なんと「投げ銭制(PayPay対応)」なんです!何時間滞在してもOK。「最高だった!」と感動した分だけ支払うという、懐が深すぎる異端児サウナ。静岡の奥深さを知るなら、行かない理由が見当たりません。
番組が愛した静岡の味!チョコナナリスナー向けディープグルメ探訪

ラジオの中で、パーソナリティの二人が熱っぽく語っていた静岡のメシ。
チョコナナのミッションである「静岡の夜を盛り上げる」を体現するかのように、リスナーの胃袋と好奇心を刺激する名店が静岡にはひしめき合っています。
ここでは、オシャレな観光雑誌には絶対に載らないであろうディープな名店から、あえて限界に挑みたくなるスイーツまで、足を運んで間違いなかった絶品グルメを紹介します。
カツカレーのジャイアン:元〇〇跡地で食す、汗だくの絶品ハーブカツ

地元民が列をなす、知る人ぞ知る最強のカツカレー屋。それが「カツカレーのジャイアン」です。
Googleマップの評価は驚異の★4.5超え。地元の人が通い続ける店にハズレがないことを、ここのカレーを一口食べれば魂レベルで実感します。
絶対に頼むべきは「ハーブカツ」。揚げたてサクサクの衣から、スパイスと肉のジューシーな旨みが炸裂し、一口で「また絶対に来よう」と確信させる魔力があります。そして何より最高なのが、店主さんの人柄。滝のように汗をかきながら、一つ一つのカレーに全力を注ぐ姿にグッときます。

ちなみにこのお店、実は「元アダルトショップの跡地」というヤバすぎる経歴を持っています。店内にはその怪しげな名残が少しだけ漂っているのですが、その独特のアングラ感と極上のスパイスの香りが絶妙にマッチして、得体の知れない居心地の良さを生み出しています。男なら(もちろん女性も)、一度は通るべき静岡のディープスポットです。
ななや:商店街で自分の限界に挑む「世界一濃い抹茶」

「静岡といえば抹茶でしょ?」と思うかもしれませんが、お土産で済ませるなんてナンセンス。せっかく現地に来たなら、「ここでしか食べられない極限の抹茶」を攻めるのが真のリスナーです。

おすすめは、ノスタルジックな商店街の中に店を構える「ななや」。 ここの名物は、抹茶の濃さをなんと「7段階」から選べる自家製ジェラート。中でも一番濃い「No.7」は、自ら『世界一濃い抹茶』を名乗るほどの圧倒的な濃度を誇ります。
全段階を制覇してグラデーションを楽しむのも良し、いきなりNo.7に挑んで自分の“抹茶耐性”の限界と向き合うのも良し。ガツンとくる抹茶の苦味と奥深い甘さを味わいながら商店街を散策する時間は、最高に贅沢なひとときです。
初心者は「さわやか」でOK。でも真のリスナーなら…

ここまでディープなグルメを紹介してきましたが、初めての静岡旅なら、結局のところ王道のハンバーグレストラン「さわやか」に行くのが正解です。げんこつハンバーグの肉汁は、間違いなく静岡県民の誇りですから。
旅行後、友達に「静岡行ったよ」と報告すると、ほぼ100%の確率でこう聞かれます。
「で、さわやか行った?」
ここで「いや、元アダルトショップ跡地で汗だくのオヤジが作ったカツカレー食べたよ」と答えると、確実にドン引きされて会話が終了します。
彼女や家族と行くなら、まずはミーハーな観光スポットや「さわやか」を押さえておくのが身のためです。でも……もしあなたがチョコナナの狂気を愛するリスナーなら、迷わずディープな方角へ舵を切ってください。笑
(※ちなみに実用的なアドバイスとして、「さわやか」は東京から遠い西部エリア(浜松方面など)の店舗ほど混雑しにくい傾向があります。待ち時間を避けたい方は、この法則を覚えておくと超役立ちますよ!)
あの放送回の興奮が蘇る!ラジオの文脈で巡る観光スポット
チョコナナのミッションは「ふじのくに・静岡」の魅力を発信すること。番組内では、定番から穴場まで数多くの観光スポットが独自の視点で語られてきました。
ここでは、単なる名所巡りではなく「あの放送回の文脈」を乗せることで、見慣れた景色が全く違って見える、特別な聖地巡礼ルートをご紹介します。
茶の都ミュージアム:【最重要】予言の調香師・太田奈月さんの香水を求めて

リスナーとして静岡に行くなら、絶対に、何がなんでも外せないのがここです。 静岡はお茶の名所であり、このミュージアムではお茶の歴史や魅力に触れることができます……が、我々の目的はそこではありません。

第5回の放送を思い出してください。ゲストとして登場した調香師・太田奈月さんが、酒井さんとやばたんを見て「絶対この2人は結婚する!」と高らかに予言したあの伝説の回です。 実はこのミュージアムショップには、その太田奈月さんが手掛けた天然アロマ香水が置かれています。あの大伏線回収の立役者とも言える方の香水……。もはやこれは単なるお土産ではなく、チョコナナ史に燦然と輝く「聖遺物」です。車を走らせてでも手に入れる価値があります。
三保の松原&駿府城公園:番組が盛り上げた「ふじのくに」の絶景と歴史

番組内でたびたび話題に上った静岡の歴史と自然。その象徴が「三保の松原」と「駿府城公園」です。
三保の松原は2013年に世界文化遺産に登録された名勝。松林が富士山を引き立てる「白砂青松」の景色は、まさに圧巻の一言。ただ眺めるのも良いですが、波音を聴きながら富士山からパワーをもらう時間は、旅の締めにふさわしい至福のひとときです。

一方、徳川家康が晩年を過ごした「駿府城公園」は、大御所まつりや夜桜のライトアップ、夜の野外映画イベントなど、現在進行形で静岡のカルチャーを発信し続ける場所。歴史に詳しくなくても、自然の中で深呼吸するだけでリフレッシュできる、静岡の懐の深さを感じるスポットです。
石橋旅館(久能山)のいちごスムージーと、エモすぎる帰り道
久能山東照宮へ向かうルートは、静岡観光の隠れたハイライトです。 1617年に徳川家康の遺言で建てられた日本最古の東照宮の荘厳さも素晴らしいですが、個人的に推したいのはその道中。

初見だと「え、営業してる?」と一瞬不安になる外観の「石橋旅館」ですが、ここで買える手作りのいちごスムージー(300円)が最強です。目の前で凍ったいちごがミキサーに放り込まれ、爆音と共に仕上がるスムージーは、果実の暴力的なウマさと圧倒的コスパ。

明るい時間帯に歩くラストの直線道路は、目の前に海が広がり、思わず足を止めてファインダー越しにその光景を切り取りたくなるほどの絶景です。完璧な構図で現れる静岡の海は、登山の疲れをすべて吹き飛ばしてくれます。
碧テラス&夢の吊橋:男4人で渡ったタマヒュン絶景スポット

最後に紹介するのは、大自然を全身で(いろんな意味で)味わう2つの絶景スポットです。
まずは「碧テラス」。

個人的にここを超える富士山ビュースポットはありません。

冬の澄んだ空気の中、足湯に浸かりながら富士山と駿河湾を一望する体験は、1週間住み着きたくなるレベルの最高体験です。

そして、エメラルドグリーンの湖面にかかる「夢の吊橋(寸又峡)」。

一歩踏み出すごとに揺れる細い橋、下を覗けば本能が警報を鳴らす高さ……。なるほど、これが「すまたきょう」という名前の由来か(※絶対に違います)、と変な納得をしてしまうほどのスリルが味わえます。

「恋の願いが叶う」というロマンチックな噂がある場所ですが、我々は男4人の野郎旅で渡りました。スマホで写真を撮る余裕なんて一切ないほどの恐怖でしたが、自分の網膜に直接焼き付けたあの絶景は、今でも色褪せない最高の思い出です。東京から日帰りは無謀な距離なので、ぜひ1泊して挑んでみてください。
聖地巡礼のハック!移動は「レンタサイクル」が最強な理由

ここまで数々の聖地を紹介してきましたが、実際に静岡を巡る上で絶対に知っておくべきハックがあります。それは「移動手段はレンタサイクル一択」ということです。
静岡市の中心部(葵区・駿河区エリア)は平坦な道が多く、自転車での移動に信じられないほど適しています。サウナしきじやジャイアンなど、駅から歩くには遠く、バスだと時間が読みにくい絶妙な距離にあるスポットも、自転車があれば無双できます。
特におすすめなのが、静岡市内で展開されているシェアサイクル「PULCLE(パルクル)」。スマホ一つで借りられて、市内中にあるポート(駐輪場)のどこに返してもOK。電動アシスト付きなので、サウナ上がりの風を感じながら静岡の街をスイスイ駆け抜ける快感は、一度味わうと電車やバスには戻れません。ラジオを聴きながら(※イヤホンは片耳で安全に!)自転車を漕げば、そこはもう完全にチョコナナの世界線です。
まとめ:チョコナナは終わっても、僕らの静岡旅は終わらない

静岡の夜を彩り、数々の伝説と笑いを生み出した『チョコレートナナナナイト!』。 番組は最高のハッピーエンドで幕を閉じましたが、彼らが愛し、全力でイジり、そして盛り上げた静岡の街は、今も変わらずそこにあります。
私の人生で一生忘れられない、バケットリストのトップに輝くような奇跡が起きました。
都内をふらふらと歩いていた時のこと。見覚えのある顔。醸し出される独特のオーラ。
「……あ、国王だ」
心臓が破裂しそうになりながらも勇気を出して声をかけると、酒井さんはラジオのあのトーンのまま、嫌な顔ひとつせず神対応してくれました。
- 「チョコナナ全部聞いてます!」
- 「行列の先頭、見に行きました!」
- 「ラジフェス、最前列にいました!」
…って、言いたいことは山ほどあったのに。出たのはゼロ音量。無音。
そして、震える手で受け取った番組ステッカー。それは今でも、私の部屋の特等席に飾られている最高の宝物です。
あの日のラジオの向こう側で起きていた狂気と熱狂は、間違いなく現実の静岡の街と繋がっています。 サウナで極限までととのい、絶品のカツカレーで汗を流し、茶の都で大伏線回収の香りを嗅ぐ。この旅のルートをなぞれば、あなたもきっと「静岡のヤバさ」と「ラジオの愛」を全身で感じることができるはずです。
チョコナナは終わってしまったけれど、僕らの静岡旅はこれからも続きます。 次の週末は、ぜひレンタサイクルに跨って、あなただけの「聖地」を見つけに行ってみてください!

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