【ゲムマ戦略】無名サークルが埋もれないプロモーション!カギは「単純接触効果」

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(※前回の記事:第6回:ボドゲの価格設定と利益のからくり)

いよいよ迫るゲームマーケット(ゲムマ)。ゲームも完成し、価格設定も決まった。あとは当日を待つだけ……。

 

ちょっと待ってください。そのままだと、あなたのゲームは確実に「在庫の山」になります。

 

なぜなら、ゲムマには星の数ほどのサークルが出展しているからです。 有名サークルや企業ブースが立ち並ぶ中、完全無名の私たちがただ座っていても、誰も足を止めてくれません。 はじめましての状態で買ってもらえる可能性は、ほぼゼロに近いのです。

 

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「買ってもらうこと」のために「埋もれない」を徹底する

私たちの最終目的は、魂を込めて作ったボードゲームを「買ってもらうこと」です。しかし、そのためには絶対にクリアすべき条件があります。 それは、無数のブースの中で「絶対に埋もれないこと」。当日、自ブースの前を通りかかった人の足を、なんとしても止める必要があります。

 

ここで広報・プロモーションが活きてきます。 狙うのは「単純接触効果」です。人は、繰り返し目にしたものに警戒心を解き、親しみを感じる心理があります。

会場を歩く参加者の視界に、あなたのゲームが入った瞬間。「あ、これX(Twitter)で見たやつだ」「VTuberが紹介してたやつだ」。

この「なんか知ってる!」という小さなフック。 これを作るために、あらゆる手段を講じていきましょう。

 

主戦場は「X(旧Twitter)」一択。ボドゲ層の生息地で戦え

プロモーションといえば、InstagramやTikTokも思い浮かべるかもしれません。しかし、ボードゲーム好きは、圧倒的に「X(旧Twitter)」に生息しています。発信するならX一択です。まずはここで戦いましょう。

 

自分からフォローし、相手に「何者か」を見てもらう

待っていても、誰も見つけてくれません。 自分から積極的に同業者やボドゲ好きをフォローしにいきましょう。

細かなSNS戦略は省きます。一番大事なのは「相手に自分を知ってもらうきっかけを作ること」です。フォローされた側は「この人、何を作ってるんだろう?」とプロフィールを見に来てくれます。これが、最初の「接触」になります。

 

横の繋がりが当日のモチベーションを救う

こうして同業者と繋がっていくと、お互いにリツイートし合える関係が生まれます。自分のゲームの存在が、少しずつ広がっていく感覚。なにより「当日、あのブースの人に会えるのが楽しみだ」というモチベーションに繋がります。

準備のしんどい時期、この横の繋がりこそがメンタルを保つ最強の防具になるのです💪

 

カタログで視線を強制停止させる「真っ黒なブースカット」

ゲムマ出店者は、事前に公式カタログの中のブースカットの提出を求められます。これは公式のカタログとなり、そこに記載されますが、ここも重要な「接触」のチャンスです。

 

カラー前提の綺麗なイラストは確実に死ぬ

ブースカットの入稿データを作るとき、ついフルカラーで綺麗なイラストを描きたくなりますよね。 しかし、実際のカタログは「白黒」です。

何百というサークルがひしめき合うページ。 色味に依存した綺麗なイラストは、白黒印刷でグレーに潰れ、完全に背景と同化します。

イメージはこんな感じ。👇

 

埋もれないための最適解が「黒」だった

👆実際のブースカット画像がこちらです。

数あるサークルの中で「どうすれば絶対に埋もれないか」。私たちが『王様レストラン』で考え抜いた結果が、背景を真っ黒に塗りつぶすことでした。 奇をてらったわけではありません。白黒カタログの中で確実に視線を集めるための、純粋な最適解です。

そこにドン!と王様のキャラクターだけを配置し、横にQRコードを添えました。

 

ズラリと並ぶ普通のブースカットの中で、一つだけ真っ黒な枠がある異常さ。 カタログをめくる読者は「えっ、なにこれ?」と強制的に視線を止められます。 これが「見たことある」を作るための、確実な視覚戦略です。

 

外部の力と「動画」を利用した認知ブースト

自分たちの発信だけでは限界があります。 より多くの人にリーチするため、私たちが使った強力な手段を紹介します。

 

インフルエンサー(きたこしちゃんねる等)の募集枠に飛び込む

ゲムマ前になると、VTuberの「きたこしちゃんねる」さんなど、影響力のある配信者が「ゲムマ出展作品の紹介配信」を企画してくれます。

「無名だから取り上げてもらえない…」と諦める必要はありません。 インフルエンサー側も、紹介するゲームを探しています。 用意されたフォーマットに必要事項を入力して送信するだけ。 これで数千人規模のボドゲファンに「見たことある」を植え付けることができます。フットワークの軽さが命です。

 

動画を作成する場合は「ルール」と「わちゃわちゃ感」を

もし動画を作成できる環境なら、強力な武器になります。 私たちのチームの「オクラくん」が作成した動画のポイントは2つ。 「ルールがしっかり分かること」と「みんなが楽しそうにプレイするわちゃわちゃ感」の同居です。

読者がボードゲームを買う理由は、コンポーネントが欲しいからではありません。 「これを買えば、こんな楽しい時間が過ごせるんだ」という体験を買うのです。 ルールを伝えることは大前提。 その上で、「このゲーム、なんか面白そう!」と直感的に思わせる熱量を動画に込めましょう。

⬇️ 実際に制作したボードゲーム動画がこちらです。

マトリョーシカポーカー ルール解説&プレイ動画 【ゲームマーケット2024春】

(おまけ)オフラインのテストプレイ会もおすすめ

最後に、オンラインだけでなくオフラインでの活動にも少し触れておきます。 例えば「さいなげ」さんが主催しているような無料のテストプレイ会・交流会。

必須ではありませんが、ぜひ一度行ってみることをおすすめします。 一緒に遊んで「こういう人が作ってるんだな」と知ってもらうことも、大切な認知拡大の一つです🌱

 

まとめ:すべては当日の「あ、これ知ってる!」のために

ゲムマにおける広報戦略の本質が見えてきたでしょうか。

  • X(Twitter)での泥臭い交流
  • 真っ黒なブースカット
  • インフルエンサーへの応募
  • 楽しさを伝える動画

これらはすべて、当日あなたのブースを通りかかった人に、「あ、このゲームなんか見たことある!」と思わせるためのフラグ立てです。 無名サークルが埋もれないための戦いは、もう始まっています。 泥臭く、着実に「単純接触」を稼ぎにいきましょう!

 

次回は、【第8回:オンライン販売の基盤構築(BOOTHとWordPress連携)】。

ゲムマ当日だけでなく、その後の継続的な売り上げを作るための仕組みづくりについて解説します。お楽しみに!

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